カナダはオーストラリアと並んでワーホリ協定国の中でも非常に人気のある国です。
ワーキングホリデーでカナダを検討している人も多いでしょう。
私がカナダにワーホリをしていて気づいた点をご紹介していきます。
初めに注釈しておくと、私の目的は留学ではありません。
◉私がワーホリをする理由
ワーホリというと何をイメージするでしょうか。
多くの人は言語習得を目的として勉学などへ励んでおり
スキルアップを図るための制度のように感じられますよね。
しかし私がワーホリをしてる理由は紛れもなく
お金はないけど日本で働くのは精神スキル的に厳しいから
日本以外で合法的にお金を稼いで貯金しまた旅をするためです!(歯切れの良いクズ)
か弱き私に日本での労働は向いていません←
日本で生活している時には気にしたことなどありませんでしが、なんと労働にはたいていの場合許可がいるのです。いかに真面目で勤勉であっても、国から許可がなければ違法で捕まります。
しかし30歳までは無敵モードのワーホリ制度が使えるため、これを利用しない手はありません。
犯罪以外なら大体何してもいいワーホリビザを使わずに得することなんて一つもありません。もといワーホリビザには得しかありません(押し付けですね)
◉カナダを選んだ理由
日本語以外では英語しか喋れないので、英語圏の方がが楽チンだと思いました。
ワーホリで行ける英語圏は2019年現在で5カ国。
・イギリス
・アイルランド
・オーストラリア
・ニュージーランド
・カナダ
ヨーロッパの2カ国は物価が高く就職が難しいとされていますので、仕事にありつけなければ大変なことになります。何より資金難で乗り込む予定であった私には茨の道を行くような話にすら感じられました。
その点その他3カ国は比較的仕事も見つけやすく、ビザの発行数も多く、先人たちの知恵も多く、至れり尽くせりなのです。
ここを選んでおけば先人たちが築いてくれた礎があるため余計な苦労などほとんどしなくていいのです。私のような精神スキルでも十分な兆しが見込めます。
その中でもオーストラリアのビザは1カ国目に使い切ってしまったので戻るとすれば違法労働になってしまうし
(余談ですが1カ国目はオーストラリアが断然おすすめです↓)
ニュージーランドはオーストラリアと近すぎる(距離?笑)と思ってなんだか気が進まず。
こうして消去法でカナダに決まったようなものですので
正直カナダ自体にもさほど興味はありませんでした。メープルとかあんまりピンとこず。
しかし、たった一つだけ私の心をくすぐるワードをカナダに見つけたんです。
オーロラです。
「オーロラのお膝元に住んだら働きながら飽きるほどオーロラが撮れてめっちゃいいやん」
とやんわりめっちゃ思ったのです。
そうしてカナダの極北、イエローナイフという町に導かれてきました。
↓イエローナイフの記事はこちら
◉おすすめポイント1 意外とお金が貯まります
カナダに入国した際は、カナダでお金が稼げるイメージなど微塵もありませんでした。
求人を見ていても大体時給は13ドルや14ドルの仕事が目立ちます。
日本に比べれば少しは高いかも知れませんが、
私はオーストラリアのバナナ畑で時給24ドルもらっていたので
変に目が厳しかったというか…(カナダドルとオーストラリアドルの価値は大体同じ)
しかしここには嬉しい誤算がありました。
◉チップ文化
日本人にはあまり馴染みのないチップ。
以前働いていたオーストラリアでもチップ文化はありませんでしたので
ここにきて初めてきちんと向き合ったわけですが
これが大助かり。
日常ではタクシーやレストランのウエイトレスなどに支払うことが多いチップですが
私はそのウエイトレスをしています。サーバーというやつです。
サーバーの時給はキッチンやハウスキーパーなどに比べると
若干低めに設定されていることが多いと思います。
私も州の最低賃金で働いています。(13.6ドル)
しかしそこにチップが上乗せされます。
ここの配分は勤めているお店によるのですが
ローカルレストランである私のお店はチップの大半がサーバーへ入ります。
お客さんが少なかったら30ドルの日もあるし
すごく忙しくて100ドルを超える日もあります。
平均したら60ドルくらいかなという感じです。
それを時給に換算すると、20ドルを超えるんです。
そして賄い付き。食費かかりません。
なんかとても条件が良い気がする!!
もちろん今の仕事をすぐにゲットできたのは運が良かったと思います。
いろいろな巡り合わせがあったのかもな、と思います。
そうしたこともあり、当初オーロラのためだけに来たイエローナイフで
出稼ぎも視野に入れ働くことに。
最近はパートタイムジョブも追加していよいよ本格的に出稼ぎモード、、、
イエローナイフは暖房設備などの関係なのか
家賃がとても高いのですが(月700ドルが最低ライン)
それを差し引いても、丸4ヶ月で10000ドルの貯金をすることができました!!
よく頑張りました。(涙)
◉注意ポイント ある程度の英語力が必要
しかしカナダで稼ごうと思った時に、英語がある程度はいるなと実感しました。
オーストラリアでは英語はさておき
条件のいいファームやファクトリーを見つけるのが稼げる近道だったように思いますが
カナダでいうと、ワーホリレベルで稼ごうと思ったら
たくさんチップをもらうのが近道のように思います。
それには接客をするのがいいのではないかなと。
そして日本人を相手にした仕事ではなく、カナダ国内やアメリカからの旅行客などが多いお店やガイドの仕事がおすすめです。
彼らはチップ文化に慣れているので、いい接客をすれば快くチップを払ってくれます。
アジア圏からの旅行客はチップに疎く、悪気がなくても払い忘れてしまうことも多いのが現状です。私たちもお客側の時には注意したいですね。
私の英語なぞも大したものではありませんし
オーダーを勘違いすることもたくさんありますが
しかしオーストラリア時代のイエスしか言えなかった私に
今の仕事が務まるかと考えたら、それは実際問題難しいと思います。
3年の海外生活でうすーくでも養われていた英語力が今になって
とっっっても役に立っているのです(感涙)
◉おすすめポイント2 おやすみもきちんともらえます
カナダ人はホリデーが大好きです。
1週間2週間、長ければ3週間と仕事を離れバカンスに行くことを楽しみに日々を生きていると言っても過言ではありません。
そういった習慣が根付いているため、私も日本に一時帰国したい、旅行にいきたい、と思った時に進言しやすかったです。同僚とホリデーをカバーしあい、お互いに尊重しあって仕事をする文化の賜物です。カナダからはアメリカやメキシコ、南米へも行きやすいのでこの機会に思い切って旅行に行ってみるのもいいかもしれません。
個人的な感覚ですが、やはり日本人経営よりはローカル経営の方がこの文化は強いので、ローカル経営の方がおすすめです。もちろん日本人経営でもホリデー制度をしっかりと作っているお店もありますので、面接の際に聞いてみるといいと思います。
◉おすすめポイント3 永住権へつながるかも
私が実際申請した訳ではないのですが、オーストラリアへの移住が難しくなっている現状があり、カナダに人気が流れています。カナダではスポンサーを見つければ最短2年(これはかなり運がいい)、平均4年で居住権を取ることができると言われています。
カナダでの働き方が気に入ったら、スポンサーを探し居住権を狙ってみるのもいいですね。日本人は真面目で丁寧な仕事ぶりが周知されていて、カナダで働いていたら日本人というだけで重宝してもらえる場面も少なくありません。チャンスは十分にあります。
以上が、私がカナダワーホリをおすすめする理由になります。
すこしでも参考になれば嬉しいです。